役になりきって身振りとセリフで楽しみます。
例えば自由に絵を描きましょうといって紙とクレパスを渡します。絵を描くのが好きな子はすぐに描き始めます。しかし、苦手意識のある子どもは全く描き始めません。描かない子どもの意志を尊重して良いのでしょうか?教師はその子の手をもって描かせてあげるべきでしょうか?手本になる絵を与えるべきでしょうか?これは全て間違っています。本学園では、自由とは心の自由と考えています。行動の自由と混同してしまうから放任になってしまうのです。描けない子どもにどのようにしたら描きたくなるかを、その子の興味、関心がわく教師の導きや呼びかけ、イメージをもてる実物や実演をとおして多角的に組み立てるのが教育です。日ごろから描画テーマを実体験したり、そのものに出会う教材を準備し、室内や戸外にコーナーを構成することです。もちろん子どもが絵を自由に描く「自由あそび」の時間も必要です。
幼稚園は集団生活です。毎日繰り返し行う活動や毎月、学期、季節に合わせた活動もあり、これらを年間の計画に組み入れ、毎日決まった一斉保育を行っています。
音楽リズム、ことば、自然あそびなど様々な活動は、子どもたちが楽しく取組めるよう日々の「自由あそび」により興味関心を育て、一斉保育に結び付けています。幼稚園で大勢のこどもたちが共に園生活を送ることの意味、効果は次の3つです。
- 互いに励まし合い、態度や能力を育てること(自分づくり)
- 互いに礼節を学び、教えたり教えられたりして、学び合うこと(友だちづくり)
- 互いに力を合わせ、補い合い、守り合うこと(仲間づくり)
このように園生活では、家庭で味わえない集団の刺激を受け、自分と周りの友だちとが互いに磨き合うことで、全き人格を築くことができるのです(集団教育効果)。