子どもたちの仲間づくりを深める
4つの発表行事
幼児期は元来家庭でのご両親の愛情、スキンシップをうけて、少しずつ母子分離していく時期です。そして年少組に入園されると、お友だちをモデルにして生活習慣が整っていき、お友だちの数も増えていきます。
グループで遊んだり、食事をしたり、だんだんお話もできるようになります。こうした集団での生活をさらに年中、年長組と3年間すごすと、子どもたちが自分たちで当番活動をしたり、司会をやったり、先生役もしてクラス全体をまとめる、仲間づくりができるようになります。
この信頼の仲間づくりをよりすすめる活動は、何と言っても発表行事です。一緒に一つの事を成し遂げた経験は、子ども同士を深く結びつけ、幼児期なりの絆を作り、人間関係を学んでいきます。ただ行事の仕組み、指導法、指導計画が大切なポイントになります。
「劇あそび発表会」の例
- 劇のテーマの絵話を担任独自でつくり、読み 聞かせる。
- 一場面ごとに、登場人物の身ぶりを全員であそぶ。
- 先生も一役買って一緒にあそぶ。
- 仮の配役をきめて劇ごっこを楽しむ。
- 発表会のために、配役をきめて劇あそびを表現する。
このように子どもたちは、身ぶりやごっこあそびの過程で、全ての配役を楽しむことで、どの役も表現できるようになります。その中で、教師も物語の配役を子どもとともに演ずることで、表現を引き出し、ことばあそびがセリフとなり、発表会が、心の通った仲間づくりの場となります。
幼稚園行事は仲間づくりを進めますが、より深く人間関係を学び、絆や感動の体験を味わうためには、しっかりした「ねらい」を持った「発表行事」が必要です。